他のSikuliXスクリプトをインポートしてコードやイメージを再利用する方法

自動化

他のSikuliX(シクリ)スクリプトをインポートしてコードやイメージを再利用する方法についてメモします。

この方法を使えば、以下のことが出来ます。

・操作対象のアプリケーションのデザインに変更が入りコードの編集が必要となった場合、複数ファイルに点在している似たようなコードを編集するのではなく、一つのファイルのみ編集すればよくなる。
・import関数を使って他の .sikuliフォルダのコードを流用することが出来る。
・画像も複数の.sikuliフォルダに点在することなく、一つの.sikuliフォルダで管理できる。

それでは以下、詳細について説明します。

他のSikuliX(シクリ)スクリプトをインポートしてコードやイメージを再利用する方法

再利用される側(共通ライブラリ側)に記載するコード

# -*- coding: utf-8 -*-
from sikuli import *

「# -*- coding: utf-8 -*-」は一行目に記載してください。

文字コード指定です。Python3では不要ですが、SikuliXはPython2を使っているため必要になります。

「from sikuli import *」はimport関数の一番上に記載してください。

Python環境にSikuliモジュールを認識させるために必要となります。これを入れないと、click()関数といったSikuli独自のモジュールを認識できません。

再利用する側のスクリプトに記載するコード

import sys
sys.path.append("[共通ライブラリ名].sikuli")
import [共通ライブラリ名]

上記は再利用する側、される側の.sikuliフォルダがすべて同じパスにある場合を想定してます。パスが異なる場合、[共通ライブラリ名]前にしかるべきパスを記載してください。

(実行環境)
mac OS Mojave ver10.14、SikuliX IDE2.0.1

(参考リンク)
https://sikulix-2014.readthedocs.io/en/latest/scripting.html#index-3

以上です。

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