会社の業務でOSS(オープンソースソフトウェア)を使う場面が増えてきました。
OSSのライセンスの種類は細かいものも入れると100個ぐらいあります。
もちろん全部を知る必要はなくて、主要なもの6個ぐらい知っておけばよいです。
それらをざっくりと簡潔にわかりやすくまとめました。
押さえておくべきポイントは、「GPLとLGPLとCCの一部ライセンスは厳しめということ。内部利用なら問題ないですが、自社製品に使用する場合は法務への確認が必要となる。」というところです。
それ以外は自由に使って問題ないと覚えておけばよいです。それでは以下、解説します。
OSS(オープンソースソフトウェア)の主要なライセンス6個
GPL(GNU General Public License)
・コードに著作権が表示されてたら消さないでね
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ
・改良して販売してもいいよ
・ただし販売したものもフリーソフト扱いだからね
LGPL(GNU Lesser General Public License)
・コードに著作権が表示されてたら消さないでね
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ。
・改良して販売してもいいよ。
・ただし販売したものは(流用した部分以外は)フリーソフトにしなくてもいいよ。
BSD(Berkeley Software Distribution License)
・コードに著作権が表示されてたら消さないでね
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ。
・改良して販売してもいいよ。
・販売したものはフリーソフトにしなくてもいいよ。
MIT License(X11 License、X License) *BSDと同じ
・コードに著作権が表示されてたら消さないでね
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ。
・改良して販売してもいいよ。
・販売したものはフリーソフトにしなくてもいいよ。
Apache License v2.0
・コードに著作権が表示されてたら消さないでね
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ。
・改良して販売してもいいよ。
・商標は勝手に使わないでね。
CC(Creative Commons)
・フリーソフトだから誰でも自由に使っていいよ。
・以下のアイコン表示で制約が決まるよ。
→原著作権者の名前を明記してね。
→原著作権者の名前を明記してね。あと、非営利の場合のみ使っていいよ。
→原著作権者の名前を明記してね。あと、この作品を加工しないでね。
→原著作権者の名前を明記してね。あと、加工した場合、もとの作品と同一の許諾条件であれば配布していいよ。
以上です。